70代女性 水晶体の変化による近視の減退


過矯正(白内障の変化によっても眼鏡が強すぎになる。)

【右】sph-3.50D 矯正視力0.7
【左】sph-3.75D 矯正視力1.0

レンズで矯正して1.0以上の視力が得られる場合と、1.0に満たない場合があれば、眼科的には1.0に満たない理由を探します。年齢を重ねて行くとレンズで合わせた矯正視力が以前と比べて少しずつ低下して行きます。その理由としていちばん多く挙げられるのが白内障。

◆視力変化の目安として、水晶体の中心部から白濁してくると眼の度数が近視化すると言われます。視力が良かった人は近視の眼鏡を使うと今より見えるようになります。
今まで近視の眼鏡をかけている人ならば、近視が増加するので眼鏡の度数を強くすると今より見えるようになります。

◆水晶体の周辺部から白濁してくると眼の度数が遠視化してくるという特徴があります。遠視の眼鏡をかけている人ならば、もっと遠視の度数を強くすると今より見えるようになります。
近視の眼鏡を使っている人ならば、今よりも度数を下げると見やすくなります。

近視の進行は若い時の成長期が終わると同時に止まりますので、年齢を経てから近視が増える、減るというのは眼の中の水晶体変化によっておこるものです。

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【右眼】
使っている眼鏡の度数で視力は0.7。矯正しても視力は変わりません。
 
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【左眼】
使っている眼鏡の度数、「-4.25D」強すぎて0.6の視力になっています。
近視の度数を-4.25⇒-3.75に下げると視力が1.0なります。-3.50の視力0.8で眼鏡を作ります。




遠近両用レンズを使う場合の注意

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遠近両用レンズは瞳の前に遠く用の度数が入って、下に行くに連れて⇒中間度数⇒近用度数の順に変わります。細いフレームに多く見られる「老眼部分の欠け」に注意が必要です。以前よりも視力が衰えているのに老眼部分が狭くなってしまうと見にくいものです。
 
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レンズ下を伸ばした型に直すことで「老眼部分の欠け」は起こりません。
 
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利き目(優位眼)が左なので、眼鏡は左を見やすくしています。
 
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作成眼鏡
【右眼】sph-3.50D
ADD+2.50

【左眼】sph-3.50D
ADD+2.50