50代女性 白内障手術後「遠近両用眼鏡」


手術前と手術後の乱視

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「乱視」は、角膜の歪み(角膜乱視)と水晶体の歪み(水晶体乱視)とで構成されています。白内障の手術をした後は、歪みのない人口水晶体が入りますので、水晶体乱視はありません。角膜は術前のままですので、角膜乱視は残ります。
手術前に水晶体乱視が多かった人の場合、手術後は乱視のない人口水晶体に換わるので手術前の水晶体乱視は消滅します。その結果、少ない角膜乱視だけが残り、手術をする前よりも乱視が少ない眼になりました。

手術前の度数
【右眼】sph-1.75D cyl-2.25D Ax175°
【左眼】sph-2.25D cyl-2.50D Ax20°

手術後の度数
【右眼】sph-1.25D cyl-0.50D Ax145°
【左眼】sph-1.50D cyl-0.75D Ax160°
※cyl(乱視)の数値が減っています。


遠近両用レンズにする時の注意!

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今までの眼鏡は遠用眼鏡。今度は遠近両用眼鏡にしますので、遠方⇔近方の範囲がレンズ内に納まるかチェックしなければなりません。眼鏡をかけた時の「眼の位置」を決めると、このレンズの上下幅では老眼が全部入りません。
 
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【詳細】レンズの上下を天地と言います。今までは遠用度数(単焦点)だったので、天地幅が狭くても問題がありませんでした。今回は遠近両用なので老眼が下に入りますので、遠用だけだったレンズの天地幅では老眼がきちんとレンズ内に入らないのです。
 


天地幅を伸長

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不足している分の天地幅を伸ばします。この場合は、2.5mm伸長すると老眼部分が全てレンズ内に納まります。※枠がある眼鏡では出来ません。
 
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通常のUVカットカラーレンズでは、紫外線はカットしますが、青色光は通過。
 
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紫外線・青色光を通さないルテイン保護レンズにしました。
 
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作成眼鏡
【右眼】sph-1.25D cyl-0.50D Ax145°
  ADD+2.00D

【左眼】sph-1.50D cyl-0.75D Ax160°
  ADD+2.00D