30代男性 左右差のある眼「弱度の近視」


左右の差は、年齢によって順応性が違う

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不同視の分類は4つ
近視性不同視
遠視性不同視
雑性不同視(両眼の屈折状態の性質が異なる)
乱視性不同視
例「近視性不同視」
【R】sph-1.50D
【L】sph-4.50D
例「遠視性不同視」
【R】sph+2.00D
【L】sph+6.00D
例「雑性不同視」
※符号の異なる度数(性質の異なる眼)右眼が遠視、左眼が近視。
【R】+2.00D
【L】-1.50D
例「乱視性不同視」
※cyl(乱視)の数値に差がある眼
【R】cyl-0.25D(乱視) Ax175°(乱視軸度)
【L】cyl-2.50D(乱視) Ax5° (乱視軸度)
 
左右の眼で近視の度数に差があって眼鏡をかけない裸眼では、度が弱い方の眼は遠い所が見やすくなっており、度が強い方の眼は近い所が見やすいようになっています。これは差が大きい程に顕著にあらわれ、検査の結果、右と左の眼で2.00D以上の差がある眼を「不同視(ふどうし)」と言います。各眼を強く合わせる事は望ましくなく、度が強い方の眼は度が弱い方の眼よりも手前の視力に留めておくと良いです。
 
■2.00D以上の差がなくても左右の視力に差があれば、「子供」「成人」「高齢者」では眼の順応性も違うので年齢が上がる程、左右の度数の差が縮まった眼鏡の方がすんなりと慣れますので、視力に差がある人の眼は、順応性を考えた処方をする必要があります。

  

順応できるレンズの左右差
小児
3.00D~4.00Dも可能
成人
2.00Dまでが原則(個人差あり)
高齢の場合
1.00Dが理想


眼球は少し外側を向いた状態で付いています。近視の眼はぼんやりさせたままだと、さらに外側を向きやすい傾向

近視は必ずしも両眼が同じように進行するわけではなく、左右の度数差が広がって行くのも遺伝と関係があるようです。弱度近視でも、一方の眼と、もう一方の眼との矯正値に1.00Dの開きがあると、裸眼視力は倍違ってきます。眼鏡をかけていない時は視力の良い眼に頼っていて、眼鏡矯正する事で両眼視が可能になります。

20代後半~30代ともなれば近視の進行は止まっている年齢ですが、片方の眼が見えるからといって眼鏡は不要とするのではなく、見づらい方の眼を矯正して左右のバランスを合わせた眼鏡をかけるようにしないと、見づらい方の眼に自然と外側を向く外斜視(斜位)傾向が現れます。


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片眼がけっこう良い視力でも、眼の度数に1.00Dの差があると、視力の差は倍になります。
 
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レンズ矯正時は、眼にも緊張感が現れて「キリッ」と真正面を向いているのですが、「ポワ~ン」としているリラックス時などは視力が弱い方の眼は外側を向きやすい傾向があります。適切に矯正した眼鏡を持っていれば良いのですが、眼鏡を持っていない人や適切な度数の眼鏡をかけていない人は、他の人から眼の向きを指摘される事もあります。
 
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作成眼鏡
※片眼の視力が0.7以上あれば免許も更新出来るのですが、差がある眼は眼鏡を持っていないと特に運転している時、自然と片側に寄って走っていることが多いのです。
【右眼】sph-0.50D
【左眼】sph-1.25D